

ゆとり教育路線と大学受験圈親が子供の勉強状態をしっかりと把握し、自分の子がゆとり教育に流されないようにするという自信があれば別だが、そこまでの自信がないのであれば、ゆとり教育に自分の子を任せるよりも、ある程度強制的に勉強させられる中学受験塾、私立中高という環境に子供を置いたほうが安全のように思われる。最近の「動機づけ理論」では、人は周りの人が勉強する環境にいると勉強するようになり、周りの人が勉強しない環境にいると勉強しなくなるとされている。子供というのは特に環境に左右されやすいものだ。周りの友だちがテレビやゲームの話しかしない環境のなかにいれば勉強への動機づけは生まれにくい。しかし、テレビやゲームの話もするけれど勉強の話や将来の職業についての話もするという友だちに囲まれていれば、自然に勉強をするようになる可能性が高い。それに対して、一貫校なら高校受験のことは考えず、初めから大学入試に照準を合わせられる。このように、子供たちの勉強に対する意識の差だけでなく、スケジュール的な面でも中高一貫校のほうが大学受験でのメリットが多いのである。
集団塾の志望校別特訓は、高偏差値校が対象です。子どもがその学校を受ける予定ならもちろん受講したいところです。志望校別特訓に受験予定の学校はない。似たような出題傾向の学校の特訓があるならそれを受ければいいでしょう。問題は、子どもの学力が高偏差値校レベルには達していないときでもこうした特訓でハイレベルな問題にも挑戦してほしいという気持ちはわかります。現実に来ているのも出来る子ばかりですから授業はどんどん進み、「お客さん」になってしまう可能性大です。無駄な時間を過ごすより、その時間を自宅で基礎を確実にするなり、理解が不十分な単元をやるなり、受験予定校の「過去問」をやるなりしたほうがよほどいいでしょう。それには個別指導塾がむいています。自分のやりたい学習を個別指導塾ではすることができるのです。
「受験をするなら、あの予備校に入らなきゃ!」「あの予備校に通えば志望校に合格できる!」そんなふうに思っていらっしゃる方は、とても多いですよね。何かを強く願い、実現のためにお金を払ってある場所に通う……。はて、この構図はどこかで見覚えがありませんか?そう、「ダイエットのためにエステサロンに通う」という構図と、そっくりではありませんか。予備校もエステサロンも、ダイレクトメールや新聞の折り込みチラシなどで「目的を達成するには、ここに通わなきゃ!ちょっと高いかもしれないけれど、目的達成のことを思えば安い投資!」と謳い上げるところや、成功者を大々的に取り上げて「次はあなたの番!」とばかりにあおるところもそっくりです。素直な方だと、「ここにさえ通えば夢が現実に」と思うことでしょう。